短歌論1〜6 短歌論11〜



短歌論7又は3つの課題

短歌における課題が3つある。(誰に頼まれた訳ではないが)
一つ目
不来方(こずかた)の お城の草に 寝ころびて 空に吸はれし 十五の心」 の英訳。
石川啄木の歌。自分の短歌を英訳するのは、たまにやるが今度は巨匠
で試そうかと。なんでこの歌かというと、なんとなく出来そうな感じなので。
それにしても啄木は異様に覚えやすい。
二つ目
「おもしろきこともなき世をおもしろく」 に下の句をつける。
高杉晋作の辞世の句。彼は下の句を続けることができない程、死のそば
まで行っていた。そばにいた望東尼が「住みなすものは 心なりけり」と
付け、高杉は「おもしろいのう」と死に際笑ったとされる。
まあ何か考えれば他の可能性もあるかな、と。
三つ目
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日 の様な歌
をつくる。
俵 万智の代表的な歌。短歌史上この歌ほど各人によって語を変えて
歌われた歌はないのではないだろうか。
「この
がいいね」とが言ったから日は記念日
換骨奪胎できる短歌というか、置き換えられる事を最初から狙った短歌
をつくる、という課題。
2003年10月は以上なような事を考えている。




企画 短歌論プレ8 又は1つ目の課題

という訳でひとつ課題を解いた。
一週間引っ張ります。
さて、どの課題でしょう?というのは引っ張り甲斐がない。
一つ目の課題、啄木の英訳です。つまり
不来方(こずかた)の お城の草に 寝ころびて 空に吸はれし 十五の心」
の英訳。
皆で考えてみましょう。11/6に発表します。
大募集。
良いのを考えた人は念で伝えるか、伝書鳩を飛ばして。
(ウソ。募集してません)
まあ、俺のを見て自分の方が言語センスある、と一週間後に勝ち誇ってください。



企画 短歌論8 又は1つ目の課題

では披露。
不来方(こずかた)の お城の草に 寝ころびて 空に吸はれし 十五の心(石川啄木)
英訳。
Lying down on the grass of castle  "NOBODY COME",
SKY suck my 15's heart.
(ライイングダウン オンザグラスオブキャッスル ノーバディカム
スカイサックマイ フィフティーンズハート)

・当初の予定と違うモノが出来てしまいました。
スカイバキューム フィフティーンズハートのフレーズが浮かんで英訳できるかな
と始めたのです。そう書き込むつもりでしたが、vacuumは真空という名詞である事
がさっきわかりました。がーん。
suckだと「しゃぶる」と脳内変換されないか不安。

・不来方は地名なのでそのままKOZUKATAでも良かったが敢えて意訳。この歌の
第一印象が「独りで寝転んでいる(多分学校サボって)」なので、自分の印象に従
いました。

・my 15's heartは15個の心とかビリー・ミリガンちっくな意味にはとられないよな。
(確信なし)

・SKYも単数扱いが優勢だからsucksが正しい気がするが気にしない。("sky is"で
google検索すると約1,170,000件。"sky are"だと約48,100件。)
・SKYを主語にする時、ほぼ確実にThe skyとなるようだがこれも気にしない。(おん)
が乱れる。

えー、とりあえず、課題、ひとつ、達成。





企画 短歌論9 サラダ巡礼 又はプレ3つ目の課題

この頁の短歌論7で自分に3つの課題を課した。あと2つ。特に出来る予定は
ないのだけど、3つ目の課題で企画をやります。
俵 万智の

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日

の歌のように替え歌される歌をつくろう!というのが課題だけど、実際どんな
風に俵 万智の歌は替え歌されてるかを検証するデータベース企画です。

では始め。

サラダ1
この頁の7/12より リンク切れ

「この値段でいいよ」と君が言ったから七月六日は買春記念日

(ガーリックトマトソースの高橋さん作)

サラダ2 この頁の03/11/15より リンク切れ

うちこうが
「その色似合う」と
言ったから
いつも着ている
紺色の服

enoさん作)


サラダ3
この頁の3/25より

必修を教授がいいねと言ったから2004年3月25日は卒業記念日

オールアバウトニゴ〜大学八年生の放校寸前日記〜のニゴさん作)


サラダ4
この頁より

「この味がいいね」と君が言ったから 七月六日に死ねばいいのに

( Someone Wikiさん)


以下続けます。

番外
少し方向違いなのですが、英語化してみました。

"This taste is good"you said.  That's why 6th July is The Day of Salad.

(is good"you said.は後半上がり調子で、唄うように読むこと推奨。
 イズ♪グー♪セード。ドは軽くね。)




企画 短歌論10 又は2つ目の課題

高杉晋作の辞世の句
おもしろきこともなき世をおもしろく
に下の句をつけようという墓の下から文句が来そうな課題だが、できた。
できてしまった。

おもしろき こともなき世を おもしろく 酔い醒め震え 生まれかわる億回

まあ、一生考えてても良いのだが一応成果物を出そう、と。
その他の下の句ですが、
「住みなすものは 言葉なりけり」「住みなすものは 恋と革命」
望東尼の枠内から抜け出すのが難しい。抜け出る必要はないのかも。
とりあえず、ふたつ目達成。



短歌論1〜6 短歌論11〜





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