人まさに 駄目になる時 たすけはない 出鱈目な涙 噛む、世に1人
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重力は 重たい力 斜光の 帰路、下り坂 声、出ない、鬱。
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両肩に二匹の獣を飼うように |
これで良いという確信 駄目という確信 |
また届く 撒き散らされた 陽のひかり 負け犬たちの拝む くそったれな朝
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三十前の 息子を叱る 父の膝 賢く悲しげな 猫の顔を見る
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くるまって 浮かぶ胎児の 何時間 繭のベッドと 世界の越境 |
圧延の 意識はムダに 何時間 深夜の蛍光 世界の越境
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階段の 段を自分で 高くして 何もできない 無力さに死ぬ
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半身は闇の中へと沈みゆき 半身は光の中で料理される |
結び目は もつれてゆく エントロピ 物皆腐る 春のやさしさ
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列車すぎる時 飛び込まない理由を 考える 空気は歪み 音は揺れる
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甘すぎる 世界に虫酸 走らせる 笑う毎日 買い直す全部 |
Too sweet. I hate all! all! all!, laughing every day. I'll change the world into a dime tomorrow. |
ほの小さい 浮かんだ思いが 融かせない 「有象無象に 愛されたいか」 |
ピクリとも 動かぬカラダ 目をあけて 月日を蕩尽する 使い捨てる人生
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カマボコの ように此の身を 敗北感で すりつぶされてる 秋の夕暮れ
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閉じられた 絶対的な
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ため息が 混入してる 言葉群 負け過ぎた眼を 交換してくれ |
眠いなか コーヒー啜って 生きる意味 ねむれねむれと 何処からの声
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沈むコトも 必要なのかと 歩く。問う。 重い頭は 何も視ない。
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ゆるやかに 死にたいながれ の日常が 永遠に伸びる 春の夕暮れ
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週末は 部屋のゴミとして 横たわる 世界は井戸の 口より遠く
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毎日を 生きないで過ごす 親指の 痛みだけが リアルな洞窟
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